• 

　岐阜県多治見市が舞台のテレビアニメ「やくならマグカップも（やくも）　二番窯」に出演する声優の真山亜子さん（62）が1日、市役所を表敬訪問した。土岐市駄知町出身の真山さんは「東濃弁のアニメに出演できて感無量」と話した。

　陶器商の家に生まれた真山さんは、父親の反対を押し切って上京し声優に。今回、主人公・豊川姫乃の祖母・土岐川幸恵を担当する。

　県立多治見北高校の出身で、多治見市の市政アドバイザーも務めている。「やくも」は、フリーペーパー時代から注目しており、アニメになったらと考えていたという。

　真山さんは「陶器商を継がずに声優になった私が、東濃弁を使って、陶器にまつわるお話を全国放送のアニメでやれる。声優人生の中でこんなうれしいことはない。集大成という感じです」と話していた。