特殊詐欺に注意を 観光大使サファイアら呼びかけ

中野晃
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 【兵庫】手塚治虫作「リボンの騎士」の主人公にちなむ宝塚市観光大使「サファイア」の御手洗菜々さん(20)や宝塚署員らが15日、特殊詐欺の被害防止を呼びかけるチラシなどを阪急宝塚駅前の広場で配った。

 この日は年金支給日で、高齢者のATM利用が多くなる日。署によると、市役所職員などを名乗り、「医療費の還付金があります」と言葉巧みにATMに誘導して金を振り込ませる手口での被害が目立つという。

 県内で昨年確認された特殊詐欺の被害件数は1027件で、被害総額は計約16・8億円。今年も被害は相次ぎ、9月には宝塚市内の高齢女性が計約3600万円を詐取される事件が発覚した。

 観光大使の御手洗さんも祖母が被害に遭いかけたといい、「お金に絡む話はいったん踏みとどまり、家族や周囲の人に相談するようにしてほしい」と話した。(中野晃)

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