「A列車で行こう」が10周年 熊本駅でセレモニー

伊藤秀樹
[PR]

 クルーズ船と接続して熊本市と天草方面を結ぶJR九州の観光特急列車「A列車で行こう」が今月で運行10周年を迎えた。JR熊本駅で9日、くまモンも登場して記念の出発セレモニーが行われた。

 ジャズの曲名にちなんで名付けられた列車は2011年10月に運行を開始。熊本―三角(宇城市)間36・5キロを走り、三角港と天草・松島港間を結ぶクルーズ船と接続している。現在は土日を中心に1日1~3往復運行しており、これまでに約41万人が乗車した。車内にバーもあり、地元産のデコポンを使った「Aハイボール」が好評だ。

 この日は午前10時36分熊本駅発の「A列車で行こう1号」の前で、同駅の出口拡駅長、同列車に接続するクルーズ船運航会社シークルーズの瀬崎公介社長、くまモンが右手を挙げて出発合図を行った。出口駅長は「ゆったりしたジャズを聴きながら大人の旅を味わってほしい」と話していた。(伊藤秀樹)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません