JR観光列車が土佐くろしお鉄道に初乗り入れ 高知駅で記念式典

福家司
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 JR土讃線高知―窪川間を走る観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」が8日、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(後免―奈半利間)に乗り入れた。JR四国の観光列車が他社の路線に乗り入れるのは初めてだ。

 JR高知駅で記念出発式典があり、JR四国の西牧世博社長や浜田省司知事らがくす玉を割って運行開始を祝い、太田正駅長らの出発合図とともに奈半利に向けて発車した。

 ごめん・なはり線に入ると、車窓には雄大な太平洋が広がった。沿線では南国市出身の歌手三山ひろしさんの等身大パネルの披露やサイクリングチームによる並走、アコーディオンの演奏など多彩なもてなしがあり、乗客を楽しませた。愛媛県今治市の自営業久保充さん(78)は「地域の人がみんなでこの列車を応援しようという熱意を感じました。特に多数の高校生の歓迎には驚きました」と話していた。

 乗り入れは、大型観光企画「四国デスティネーションキャンペーン」の目玉行事として企画された。12月24日までの毎週金曜日と、10月31日の計13日間、高知―奈半利間を1往復する。(福家司)

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