画像認証、マーケティングに生かせるか JR東海が実証実験

今泉奏
[PR]

 JR東海は7日、名古屋駅でカメラの画像認識技術を使った実証実験を始めた。商品やサービスに興味を示す年代や性別を顔の特徴をもとに判断し、データ化。滞在時間もはかり、将来的には、商品販売などのマーケティングに生かす方法も検討する。

 今回は3日間の日程で、スタートアップ企業7社が駅構内にブースを出した。360度カメラを2機設置し、各ブースにカメラ付きタブレットを置いた。これらのカメラで、データを集める。個人情報を含むため、画像自体は0・3秒以内に削除される仕組みだ。

 これまで調査が難しかった、購入には至らないが、興味を示す人のデータも集めることができる。商品や、販売方法の改善に生かすことが期待されるという。事業推進本部の早川健人担当部長は「まだ実験段階で実用性はこれから検討する。どうすれば価値のあるデータになるか考えたい」と話す。(今泉奏)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません