神戸・三ノ宮に160メートルの駅ビル 2029年度開業めざす

鈴木春香
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 JR西日本は5日、神戸市の三ノ宮駅南側に建設予定の新しい駅ビルについて概要を発表した。高さ約160メートルで商業施設やオフィス、ホテルが入る見通し。同社が単独で建設するビルとしては最も高いという。2023年度に着工、29年度の開業をめざす。

 ビル周辺の整備で協定を結んだ神戸市、UR都市機構とともに会見した。新ビルは、18年に閉館した「三宮ターミナルビル」の跡地に建設予定。延べ床面積は約10万平方メートルで、下層階が商業施設、中層階がオフィス、上層階はホテルになる。来年半ばごろに、商業施設の規模など各層の詳細を発表する予定という。

 神戸市が進める車道整理や歩行者デッキ設置など三宮周辺の再整備事業も、新ビルの開業に合わせて完成をめざす。JR西の長谷川一明社長は会見で「駅周辺のにぎわいをつくることは鉄道事業の活性化にもつながる」と期待を込めた。

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