【徳島】JRグループや四国4県などによる4年半ぶりの大型観光企画「四国デスティネーションキャンペーン」の開幕を記念した観光列車の出発式が1日、4県の4駅であった。

　JR徳島駅では阿波池田行きのトロッコ列車「藍よしのがわトロッコ」が出発。JR四国の半井真司会長が「あいにくのコロナ下での開催になったが、秋の四国をめぐっていただき、魅力を再発見してほしい。キャンペーンがウィズコロナ、アフターコロナの新しい旅の形として、観光復興につながることを期待している」とあいさつした。三谷道弘駅長や徳島県、徳島市、県観光協会幹部らの出発合図に続いて、見送りを受けて発車した。

　出発式は琴平、松山、高知の各駅でも開かれた。キャンペーンは12月末までの3カ月間、観光列車の特別運行やアプリを活用した乗り放題切符の販売などがある。（福家司）