紀の国トレイナート2年ぶり開催へ 地域の子と3日にワークショップ

勝部真一
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 【和歌山】JR紀勢線(きのくに線)の駅舎などを舞台にした芸術イベント「紀の国トレイナート」が31日から、2年ぶりに開かれる。11月21日までの期間中、JR御坊駅―新宮駅間と紀州鉄道(和歌山県御坊市)の沿線で約20人の作家がアートを展開する。準備作業も進んでいて10月3日にはJR南部駅前ロータリーでワークショップも開催される。

 「トレイナート」は「トレイン(列車)」と「アート(芸術)」を合わせた造語。紀南地方でまちづくり活動をする人や芸術家らでつくる実行委員会(廣本直子実行委員長)が2014年に始めた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったため、2年ぶり7回目の開催。

 沿線の12自治体も取り組みをバックアップするほか、JR西日本も協力し、未就学児~高校生から募集したデザインをラッピングした臨時列車「紀の国トレイナート号」も走る。

 JR南部駅前ロータリーには田辺市龍神村で活動する造形作家溝端秀章さんとみなべ町在住のイラストレーター松下恭子さんが、みなべ町千里浜にやってくるアカウミガメをテーマに作品を展示する。3日午後1時から駅前でワークショップを開催する予定で、駅の利用者や地域の子どもたちと作り上げるという。

 問い合わせは田辺商工会議所内の実行委員会(平日のみ、0739・22・5064)へ。(勝部真一)

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