のんびり鉄道旅を 県企画「鳥鐵駅印」スタート

東孝司
[PR]

 【鳥取】旅行者に寺社の御朱印ならぬ「鳥鐵(てつ)駅印」を集めてもらう企画を、県が10月1日にJR伯備線沿線で始める。県内10駅のオリジナル駅印を集めながら、のんびりと鉄道旅を楽しんでもらう仕掛け。コロナ禍でも楽しめるものとして日時指定ではない企画を考えた。

 イベント名は「鳥鐵旅ノススメ~“鳥鐵駅印”伯備線編~」。指定の販売店へJR乗車券を提示すれば、駅印帳(1650円)やカード形式の駅印(300円)が購入できる。10駅の駅印を集めて販売店に示すと、コンプリート特典としてオリジナル特製ポスターがプレゼントされる。

 販売店は「伯耆大山駅」なら米子市国際観光案内所(同市弥生町)、「生山駅」「上石見駅」なら道の駅「にちなん日野川の郷」(日南町生山)などと指定されている。詳しいリストは1日までに県観光戦略課のサイトに掲載される。

 今回は「鳥取全路線の旅」の第1弾との位置づけで、県は順次、企画の対象路線を広げる計画。県によると、鉄道会社が発行する駅の御朱印や特定の駅だけの御朱印の例はあるが、都道府県として駅の御朱印を作るのは初めてという。同課の担当者は「個人の都合の良い時間に『密』にならない形で楽しんでいただければ」と話している。(東孝司)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません