信越の人気観光列車乗り継ぎ、ワーケーション企画

滝沢隆史
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 長野、新潟両県を走る人気のリゾート列車を乗り継ぎ、観光を楽しみながら仕事もする「トレインワーケーション」の体験ツアーが10月にあり、参加者を募集している。2泊3日のツアー初日に、しなの鉄道(長野県上田市)の「ろくもん」と、えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)の「雪月花」に貸し切りで乗車する。

 ワーケーションは、観光地など旅先で休暇を楽しみながら仕事もするという造語で、県内は先進地として知られる。ワーケーションなどの企画会社「ふろしきや」(長野県千曲市)と、信州千曲観光局(同)などが、特別列車と組み合わせ、10月13~15日に企画。13日朝に上田駅から「ろくもん」に乗って出発し、昼ごろに妙高高原駅(新潟県妙高市)で「雪月花」に乗り換え、糸魚川駅(同県糸魚川市)で折り返して夕方に妙高高原駅に戻る。「ろくもん」ではコーヒーと軽食、「雪月花」では新潟の旬の食材を使ったフレンチのフルコースを楽しむ。

 2日目以降は長野市戸隠で宿坊体験や名物のそばの昼食、寺院での瞑想(めいそう)などを予定。参加者によるワークショップもある。赤倉温泉(妙高市)と戸倉上山田温泉(千曲市)の老舗旅館に宿泊する。

 信州千曲観光局の担当者は「観光列車は普段とは違うルートで走り、ぜいたくな食事と景色を楽しみながらワーケーションを体験してほしい。平日は運休することが多い観光列車を活用し、コロナ禍で経営が苦しい地方の鉄道会社の支援にもつながれば」と話す。

 料金は12万5千円(税込み)。コロナ対策で、募集は車両定員の半分程度の20人(先着順)。10月3日までに専用サイトから申し込む。問い合わせは、同観光局(026・261・0300)へ。(滝沢隆史)

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