一畑電車が10月ダイヤ改定 終電繰り上げも

清水優志
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 【島根】一畑電車は新型コロナウイルスの影響で夜間の利用が大幅に減っているなどとして、10月1日実施のダイヤ改定で、終電の時間を最大55分繰り上げる。ダイヤ改定は2017年4月1日以来、4年半ぶり。

 終電は平日(月~金)で8~20分、休日(土日祝)で55分繰り上げる。これにより、松江しんじ湖温泉発電鉄出雲市行きの終電の発車時刻は、平日で午後10時10分(現行午後10時30分)に、休日で午後8時59分(現行午後9時54分)にそれぞれ早まる。一畑電車の担当者は「コロナ禍もあって終電は乗客0人のことも多く、利用実態にダイヤを合わせた」と説明する。

 また、平日は北松江線(電鉄出雲市―松江しんじ湖温泉駅)と大社線(出雲大社前―川跡駅)の上下線の運転本数を各1本増やし、計102本(現行98本)とする。これに伴い、午後4時以降の列車の最大待ち時間は現行の55分から43分に短縮する。

 休日はアフターコロナの観光需要を見込み、電鉄出雲市―出雲大社前駅の特急を現行の1往復から4往復半に改める。運転本数は計94本(現行85本)に増やす。(清水優志)

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