大分駅着往復切符にアミュ買い物券 JRが週末限定コラボ切符

中島健
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 JR九州大分支社とJR大分シティは14日、大分県内の14駅を出発し、大分駅に到着する往復きっぷと、駅ビルの商業施設「アミュプラザおおいた」の買い物券との引換券をセットにした土日祝日限定の企画切符を18日に発売すると発表した。新型コロナウイルスの影響で、鉄道収入や売り上げはそれぞれ減っており、割安な切符で週末のにぎわいにつなげる狙いがある。

 企画切符の出発駅のうち、普通列車の利用が前提の12駅(杵築、亀川、別府大学、別府、大在、坂ノ市、臼杵、津久見、向之原、由布院、中判田、三重町)からは通常の往復運賃(560円~1900円)の価格で500円分の買い物券引換券がつく。特急列車の利用が前提の中津、佐伯からはそれぞれ大人4500円(通常は5260円)、同4200円(通常4300円)で千円分の買い物券引換券が付く。

 期間は12月19日まで。購入は平日も可能だが、利用日を指定し、引換券はアミュプラザで買い物券と交換する必要がある。利用は鉄道も買い物券も土日祝日の同じ日に限る。大分を出発する各駅との往復は対象外だ。

 大分支社の鉄道収入は今年度8月末時点で2019年度比約6割減。アミュプラザの売り上げは19年度の8割にとどまるという。

 記者会見したJR九州の吉野敏成大分支社長は「少しでも駅前のにぎわい創出に役立てれば」。JR大分シティの兵藤公顕社長は「普段から利用するお客様に還元したい」と語った。(中島健)

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