高松駅、初の1万人割れ JR四国の20年度の乗車人員上位20駅

福家司
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 【香川】JR四国は、2020年度の乗車人員(1日平均)上位20駅を明らかにした。トップの高松駅が1987年の会社発足以来、初めて1万人を割り込むなど新型コロナウイルスの影響で全駅で前年度を下回った。

 前年度は上位21駅が乗車人員千人を上回っていたが、今年度は16駅にとどまった。

 高松は前年度と比べて28・5%と大幅減の9285人。最も減少率が大きかったのは徳島で31・3%減の5560人(2位)、次いで松山が30・4%減の4784人(3位)だった。松山は高知(5位)とともに、会社発足以来初めて5千人を下回るなど、県庁所在都市の中心駅の落ち込みが目立った。

 これらの駅からは比較的長距離を旅行する利用者が多く、コロナ禍で県境をまたぐ移動の自粛が呼びかけられた影響もあるとみられる。

 一方で、減少率が15%未満と小幅だったのは後免(高知)、端岡、栗林(いずれも香川)の3駅で、いずれも中心駅への通勤通学客の利用が比較的多い、県都近くの駅だった。

 4~10位の順位と乗車人員は次の通り。

 ④坂出(香川)4214人⑤高知3834人⑥丸亀(香川)3278人⑦宇多津(香川)1845人⑧今治(愛媛)1714人⑨多度津(香川)1675人⑩後免1656人(福家司)

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