JR新駅整備に向け調査着手
志田修二
北海道北広島市は、北海道日本ハムファイターズの新球場に近接するJR新駅の建設に向けた調査事業に着手する。9日の市議会で調査費4783万円を盛り込んだ補正予算案を可決した。調査はJR北海道が実施主体となって今月中にも始まる。
新駅は、JR千歳線の北広島駅から札幌寄り約1・5キロ付近で新球場の東側に建設が計画されている。市が建設費を負担する請願駅で、事前調査費も市が負担。事業費は80億~90億円と見込まれている。
調査は、駅舎やホームなど主要施設の概略設計、駅構内の配線計画、地質調査などが来年度にまたがって進められる。調査に先立って市はJRとの間で費用の負担協定を取り交わす。約1年の調査期間で作業工程や整備費の取りまとめを進め、来年度末の新駅設置に向けたJRとの覚書締結を目指す。計画では2024年度に着工、27年度の完成を予定している。