クラスターで休業の阪神梅田本店、20日に全館営業再開
宮川純一
阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは10日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、一部売り場を休業中の阪神梅田本店(大阪市北区)について、20日から全館で営業を再開すると発表した。
同店では7月26日以降に従業員の感染が拡大。今月8日までに計145人となった。7月末から2日間は全館休業とした。感染者が多い地下1階と1階の食品売り場は現在も休業中だ。
同店では対策を強化したうえで再開する。食品売り場の関係者全員約1100人について、2回目のPCR検査を実施する。常時作動する換気装置やCO2(二酸化炭素)センサー6台も新たに設ける。
また、手指の消毒を徹底するため、消毒液の入った容器を十分押して液を出すよう促すポスターを店内53カ所に掲示した。
同店は今秋、改装してオープンする予定。工事に伴う検査のため、16~19日は全館休業する。