御嵩町でリニア残土の処分場説明会 住民から不安の声

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 リニア中央新幹線工事に伴う残土の処分場建設について、JR東海は10、11両日、岐阜県御嵩町で非公開の住民説明会を開いた。参加者によると、重金属を含む残土搬入への不安や非公開への批判などが出た。

 JRによると、10日は処分場予定地周辺を対象に2回に分けて計29人、11日は一般町民対象で126人の参加があった。

 参加者らの話によると、重金属を含む残土を覆う遮水シートの耐久性、トンネル排水などによる水質汚染、町有地に繁茂するハナノキなど貴重植物などへの影響を心配する声が出た。無害化してから搬入できないか、静岡県熱海市の災害を受け、土砂崩れを心配する声もあったという。

 11日の会場が最初は町外、直前に町内に変更されたことに加え、非公開の運営や次回説明は来春以降というJRのスケジュールにも批判の声が出たという。

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