湘南モノレール、全線開通50周年 記念ロゴマーク発表

織井優佳
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 湘南モノレール(本社・神奈川県鎌倉市)が2日、全線開通50周年を迎えた。湘南江の島駅(藤沢市片瀬3丁目)では同日、公募で決まった記念ロゴマークの発表などが行われた。

 採用されたのは、葉山町在住のプロダクトデザイナー朝川賢一(たかのぶ)さん(47)の作品。車両の7色を使った数字に沿線風景をあしらい、数字につり下げられた車両が未来へ向かう様子を表現した。朝川さんは今春、当時住んでいた東京都内から家探しに来て、初めて湘南モノレールに乗ったという。「存在も知らなかったのに、懸垂式が楽しくて衝撃的でした」。駅に貼られたロゴ募集のポスターを見て、第一印象でデザインして応募したという。

 記念ロゴは赤い車体の5601編成のヘッドマークになり、これから1年間、沿線を走る。湘南江の島駅を出発するのを見送った朝川さんは「うれしくてワクワクしました」。

 式典では、尾渡英生社長が「地域の人や観光客など延べ4億7千万人にご利用いただいてきた。ワクチン接種が進み、安心して外出できる日が一日も早く来るよう祈っている」などとあいさつした。最後に出席者がそろってくす玉を割り、節目を祝った。(織井優佳)

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