5月はコロナ前の一昨年比6割超減 JR四国運輸収入

福家司
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 JR四国は、5月の運輸収入が10億1900万円だったと発表した。前年同月比では32・5%増だが、コロナ禍前の前々年同月比では65・2%減だった。

 収入の内訳は、普通(定期外)が7億4500万円(前々年同月比72・1%減)、定期が2億7400万円(同8・9%増)。県別の普通収入では、感染者が少なかった高知が前々年同月比で61・7%減と減少幅が小さく、他3県は7割以上減少した。

 6月の普通収入の速報値(22日まで)は、前年同月比9%減、前々年同月比66%減となっており、4カ月ぶりに前年同月割れとなる可能性が出てきた。

 西牧世博社長は会見で、「昨年6月は緊急事態宣言の解除直後だったが、今年はまだ大都市圏にまん延防止等重点措置が出ている」としたうえで、「動こうという利用者のマインドがまだ低いのではないか」との見方を示した。(福家司)

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