チチチ…警戒、今年もツバメがやってきた 京王井の頭線
井上恵一朗
京王電鉄は2日、ツバメが営巣した明大前駅(東京都世田谷区)など沿線の6駅に専用のフン受け板を設置した。駅利用者に迷惑をかけず、渡り鳥の貴重なすみかを見守る取り組みだ。
京王線・井の頭線の駅には春から初夏にかけて、十数駅でツバメが営巣する。里山の生き物を守る試みの一環として、同社は2014年度から、NPO法人バードリサーチ(府中市)の協力を得て、ツバメのイラストをあしらったオリジナルのフン受け板を設置してきた。今年は4月末に設置した駅を合わせて計10駅になった。
作業を見守るツバメの画像と、フン受け板設置全10駅を末尾で紹介しています
「縁起がいい」駅長の喜び
明大前駅も長年の営巣場所で、今年は改札前正面の防犯カメラ上に。井の頭北管区の野宮満駅長(51)は「よく帰ってきてくれた。うれしい。縁起がいいものだし、元気に飛び回る姿を見ているとこちらも元気が出ます」。
バードリサーチによると、ツ…