「路面電車の学校」開所式 理想の運転士目指して

松田史朗
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 「お客に愛される運転士を目指す」「格好いい運転士になる」――。路面電車の運転士を育成する広島電鉄広島市)運営の「養成所」の開所式が31日、同本社内であった。今年は広電や宇都宮市で開業予定の次世代型路面電車(LRT)の運転士を目指す22~34歳の車掌12人が参加。辞令交付式では、それぞれが目指す「理想の運転士像」が語られた。

 路面電車運転士の養成所は札幌市交通局など全国に5カ所あり、広電の養成所は1958年に開設された。開所式では養成所長の訓示の後、恒例行事があった。「無事故の運転士を目指す」など、各車掌が全員の前で発表する「決意表明」だ。

 養成所を出ることで路面電車の運転士となる「乙種」の免許を得られる。養成所の授業は安全ルールなどの学科と実技に分かれ、今年末まで約7カ月間、平日の朝から夕方まで続く予定だ。(松田史朗)

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