西鉄と沿線2市がまちづくり協定 高架化区間の開発で
松本真弥
福岡県春日、大野城の両市と西日本鉄道(福岡市)は19日、連携して沿線のまちづくりをする協定を結んだ。来年8月に予定される西鉄天神大牟田線春日原―下大利間の高架化に合わせて、駅前や高架下の開発を進め、新たなにぎわいづくりに取り組む。
福岡市の県千代合同庁舎で、春日市の井上澄和市長、大野城市の井本宗司市長、西鉄の林田浩一社長が協定書に署名した。
両市は春日原、白木原、下大利の各駅の駅前広場や駅間の遊歩道、駐輪場などの整備を計画。西鉄は沿線でスーパーマーケットやマンションの建設を検討している。井本市長は「まちの形と人の流れが大きく変わろうとしている。連携が新しい未来を切り開く礎になる」と期待した。
高架化は当初今年3月の予定だったが、春日原駅の地下で見つかったコンクリート塊の除去作業のため、工期が遅れている。