列車運行情報の端末をリニューアル JR四国

福家司
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 【香川】JR四国は、無人駅を中心に設置している列車の遅延などを知らせる表示端末をリニューアルした。近くの列車位置情報も表示でき、音声での案内も可能になった。設置駅数も全体の約3割の77駅に拡大した。

 JR四国はこれまで、約50駅に端末を設置していたが、ディスプレーが小さくて見づらいうえ、列車位置情報の表示や音声での情報提供もなかった。

 新たな端末は24インチのディスプレーで、スピーカーもある。上下2駅以内の列車位置情報や列車遅延情報を表示し、音声でも情報を伝える。表示は日本語、英語、ハングル、中国語(簡体字、繁体字)の5言語、音声は日英の2言語。

 設置駅は高徳、鳴門、牟岐各線の全駅と、予讃線高松―八幡浜間の主要5駅、海回りの高野川―五郎間。ただし、牟岐線では列車位置情報は表示されない。

 国の観光振興事業費補助金や、徳島県の新しい生活様式を支える「公共交通応援事業」奨励金を活用したという。

 一方、約200駅にある遠隔一斉放送のスピーカーも、今後は新端末に交換してゆく方針という。(福家司)

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