旧江差線しのぶ展示館、7月に閉館 展示物は町が展示へ

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三木一哉
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 北海道のJR江差線の木古内―江差間が2014年5月に廃止され、その後、旧江差駅の駅名標や鉄道関係の工具などの資料を展示する場となっていた旧江差駅資料展示館・地域交流館が7月末限りで閉館する。展示されていた駅の備品などは、北海道江差町の郷土資料館(旧檜山爾志郡役所)に移され、8月中旬ごろから再び展示される。

 旧江差駅舎は老朽化のため解体され、駅跡地は町営住宅とメモリアルパークになっている。公園には駅名標や線路の一部が残され、モニュメントが設置されている。

 江差町は、かつて駅があったことを記憶にとどめ、地域住民が立ち寄れるスペースとして、旧駅前の空き店舗を借り、2018年3月に展示館を開設した。開通当時の様子や江差線の列車の写真をはじめ、駅舎で使われていたいすや駅名標、駅員が使用した制服、合図灯、お別れ列車に取り付けられていた行き先表示板(サボ)やヘッドマーク、歴代駅長の名を刻んだ額など約40点が展示されている。

 展示館は鉄道ファンには知ら…

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