利用者一昨年の2割 連休中の新幹線・特急 石川

佐藤美千代
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 JR西日本金沢支社は6日、ゴールデンウィーク(4月28日~5月5日)の利用状況を発表した。北陸新幹線と在来線特急の利用者数は、計14万5千人。昨年の同期間に比べ7倍以上に増えたものの、新型コロナの影響による落ち込みから回復しておらず、一昨年の約2割にとどまった。

 北陸新幹線は8万2千人で、32万人だった一昨年の26%。春の大型連休としては、全国に緊急事態宣言が出された昨年の9千人に次いで2番目に少なかった。混雑のピークは下りが1日、上りが5日。乗車率は最大で79%と、ピーク時以外との差が小さかったという。

 在来線特急は、大阪方面と結ぶ「サンダーバード」が4万1千人で一昨年の17%、名古屋方面と結ぶ「しらさぎ」は2万3千人で同28%だった。同支社は「新型コロナの感染再拡大や、東京・関西での緊急事態宣言を受け、お客様が移動を控えたことが影響した」とみている。(佐藤美千代)

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