福井・敦賀駅前でホテル起工式 北陸新幹線開業見据え

佐藤常敬
[PR]

 2024年春の北陸新幹線敦賀開業に向けて整備が進むJR敦賀駅西地区で14日、ホテル棟新築工事の起工式があった。

 石川県小松市のHifリゾートが運営する「ホテルグランビナリオTSURUGA」で、22年9月オープンを目指す。鉄骨造り9階建て、延べ床面積計約4050平方メートル、約130室。ビジネス客向けの16・5平方メートル、長期滞在者に対応できる20平方メートルのほか、富裕層向けの40平方メートル超のジュニアスイートも備える。1泊7千~3万円の想定という。

 駅西地区では、公園・広場やホテル、飲食、書店、子育て支援施設などの整備が官民連携で進む。民間側の総事業費は約27億円で、うちホテル建設費は約16億~17億円という。

 起工式では、民間を代表して青山財産ネットワークス(東京都)の蓮見正純社長が「新幹線開業の柱になり、敦賀のにぎわいづくりに役立つ施設にしていきたい」とあいさつ。渕上隆信市長は「嶺南全体の誘客につながる玄関口の拠点施設となってくれたら」と期待を込めた。(佐藤常敬)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません