リニア「臨戦態勢で」 静岡知事選、川勝氏が出馬表明

和田翔太
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 任期満了に伴う静岡県知事選(6月3日告示、20日投開票)をめぐり、川勝平太知事(72)は13日の定例記者会見で、4選を目指して立候補する意向を正式に表明した。リニア中央新幹線の静岡工区をめぐる問題や新型コロナウイルス対策、東京五輪パラリンピックを3つの課題として掲げ、「臨戦態勢で継続して対応していくべき必要があり、4期目出馬を決意した」などと語った。

 県知事選への立候補表明は川勝知事が初めて。政党には推薦依頼をせず、無所属で戦う方針。一方で、前回知事選で推薦を受けた連合静岡には推薦依頼を出したという。

 この日の会見で川勝知事は、4期目について、「起承転結」の「結」に位置づけたいとした。「4選出馬」につきまとう多選批判については、川勝知事は「新陳代謝が盛んであるのがいい」と認めながらも、「チームとしてやってきているので、しっかり検証しながらやっていきたい」と話した。

 川勝知事は京都府出身。早大教授などを経て静岡文化芸術大の学長を務め、2009年の知事選で、当時の民主党などの支援を受けて初当選した。

 一方、川勝知事の県政運営を批判している自民党県連は独自候補の擁立を目指している。(和田翔太)

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