緊急列車停止装置、作動しない状態で走行 JR西日本

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 JR西日本は1日、JR琵琶湖・京都・神戸線を走る新快速電車が3月31日、緊急列車停止装置(EB)が作動しない状態で一部区間を走行していたと発表した。

 EBは、運転士が意識を失うなど1分間運転操作をしない時にブザーが鳴ったり、表示灯が点灯したりしたのち、さらに5秒間何もしなければ非常ブレーキがかかる仕組み。

 JR西によると、3月31日午前9時25分ごろ、長浜発姫路行き新快速が兵庫県の神戸線立花―甲子園口駅間を走行していた時、運転士がブザーなどが作動しないことに気づき緊急停車した。添乗していた別の運転士を保安要員とすることで、約5分後に運転を再開した。

 その後の調査で、EBに指令を出す機器が動作不良を起こし、米原駅滋賀県米原市)以降、EBが作動していなかった可能性が判明した。JRは機器を取り換えるとともに、原因を詳しく調査し、再発防止に努めるとしている。

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