福井市中央1丁目の百貨店、西武福井店で27日、「福井の鉄道フェア」が2日間の日程で始まった。初日は屋上のスカイテラスで、高校生によるえちぜん鉄道と福井鉄道などのミニ電車の走行があり、親子連れらでにぎわった。

　同店では地元の公共交通機関の利用拡大によりCO2削減などを進める「エコプロモーション西武」を展開中で、フェアはその特別イベント。

　スカイテラスでは県立坂井高校の生徒がえちぜん鉄道のミニ電車、県立武生工業高校の生徒が福井鉄道「FUKURAM」のミニ電車をそれぞれ展示。午前11時の開幕と同時に、長い列を作った親子連れらが次々と乗車し、歓声を上げた。

　2階の公開広場では鉄道友の会福井支部（岸本雅行支部長）が、鉄道模型運転会を開催。特急サンダーバードや新幹線、貨物列車など多彩な模型が走り、子どもたちが熱心に見入っていた。鉄道グッズの販売も人気を集めた。28日は2階のイベントのみ行われる。（堀川敬部）