「回復まだ見通せぬ」3月のJR鉄道収入、19年比半減

華野優気
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 JR西日本岡山支社は、今月1~14日の鉄道収入がコロナ禍以前の2019年同期比で51%減だったと発表した。1月は61%減、2月は59%減と少しずつ持ち直している。「本格的な回復はまだ見通せない」との姿勢は崩していない。

 距離別の鉄道収入では、新幹線を含む中長距離が57%、近距離が33%、19年同期比で減少。在来線特急の乗車人員も「やくも」が64%、「スーパーいなば」が60%、それぞれ減った。

 山陽新幹線新大阪―西明石の利用者は60%減。1月、2月から回復傾向にあるが厳しい状況が続く。

 首都圏4都県の緊急事態宣言解除で、同支社は利用者回復を期待。平島道孝支社長は「解除されても、行動や移動には制約があると思う。今の時点で先行きの見通しは立てにくい状況だ」と述べた。(華野優気)

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