宮崎行き高速バス廃止へ コロナ直撃
中島健
大分交通や大分バスなど5社が共同運行する大分―宮崎間の高速バス「パシフィックライナー」が、今月いっぱいで路線廃止されることになった。東九州道の開通で需要の掘り起こしをめざし、2015年に運行を始めたが、当初から利用が低迷。新型コロナウイルスの影響でさらに悪化し、各社が協議して運行継続は難しいと判断したという。
共同運行会社はほかに亀の井バス、宮崎交通、JR九州バス。1日6往復を片道約3時間35~45分で結んでいた。だが、コロナ禍で昨年は4~6月に運休。7、8月は一時再開したが、9月以降は再び全便運休となり、現在も続いている。廃止により、両都市を結ぶ高速バスはなくなる。