JR西日本、22年4月の採用200人 前年の4分の1

神山純一
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 JR西日本は1日、2022年4月入社予定の採用人数を約200人にすると発表した。21年入社の約750人よりも大幅に減らす。コロナ禍による鉄道利用の減少で経営が悪化しているため。JR西によると、採用計画の記録のある1999年以降では最も少ないという。

 22年4月の採用人数の内訳は新卒が計約130人。総合職が約30人、技術系社員らの「プロフェッショナル」職は約100人採用するが、運転士や駅員らの採用は見送る。正社員化する契約社員や中途採用者が約70人。

 ここ数年は800人強の採用を続けてきたが、コロナ禍を受けて21年4月の採用も当初予定の約900人から150人減らした。長谷川一明社長は2月の記者会見で、「鉄道利用の回復がいつになるかがまだ見通せない。業務の見直しや組織のスリム化を進める必要があり、新卒採用を大幅に縮小する」と述べていた。(神山純一)

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