トヨタ、「ミライ」の燃料電池を外販へ 水素普及ねらい

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三浦惇平
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 トヨタ自動車は、燃料電池車(FCV)の新型「ミライ」に搭載している発電装置「燃料電池(FC)システム」を今春から外販すると発表した。バスやトラック、鉄道などの乗り物のほか工場やオフィスの電力源としての活用を想定する。自動車以外の分野にも広げることで、水素市場の拡大を促す狙いだ。

 FCシステムは、水素と酸素を化学反応させて発電する装置。トヨタが2014年に世界で初めて市販化したFCV初代ミライから搭載されている。初代ミライは世界で計約1万1千台販売。一方で、異業種からは、電力源として使うためにFCシステムだけの販売を求めるニーズが寄せられていた。

 昨年発売した2代目ミライの…

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