1年間メンテのSLが復活 秩父鉄道

原裕司
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 秩父鉄道(本社・埼玉県熊谷市)は13日、メンテナンスのため昨年1年間の運行を休止していた「SLパレオエクスプレス」の運行を再開した。沿線ではファンや住民らが手を振って、1年2カ月ぶりの定期運行の再開を喜んだ。

 全車指定席で、新型コロナウイルス感染防止対策として座席定員の約7割にとどめ、インターネットによる事前予約とした。再開初日は、ほぼ埋まったといい、相変わらずの人気ぶりだった。

 熊谷駅を出たSLパレオエクスプレスは時折黒煙を吐き、寄居、長瀞、秩父、御花畑などの各駅に止まり、三峰口駅で折り返した。秩父駅では秩父市のマスコットキャラクター「ポテくまくん」が出迎えた。三峰口駅では転車台を使って方向転換し、ファンらはカメラのシャッターを夢中で切っていた。

 今後、土日と祝日を中心に1日1往復する。(原裕司)

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