復旧大詰め、赤い橋にレール 千曲川水害で上田電鉄

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 【長野】2019年の東日本台風による豪雨で千曲川が増水し、たもとが崩れ落ちた上田電鉄別所線上田市)の「赤い橋」の復旧作業が大詰めを迎えている。15日、鉄橋にレールを敷設する作業が公開された。落ちた部分は修理され、1月下旬に元の形を取り戻した。

 作業が始まった13日から鉄橋に台車で搬入されたレールは計10本。長さは約25メートル、重さは約1トンある。今後、レールを切ってつなぎ、鉄橋に固定する。上田電鉄技術区の市村謙人主任は「応援の声はありがたく、早く開通させて恩返ししたい」と話した。

 別所線は現在も上田―城下間の不通が続いており、順調に作業が進めば3月28日、1年半ぶりに全線開通する。

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