東京の私大、地震被災した受験生らに対応 追試験実施も

伊藤和行
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 福島県沖の地震は、東北在住の受験生にも影響を及ぼしている。東北新幹線などの交通機関がストップしたことを受け、東京都内の私立大学では、個別試験の追試を設けたり、大学入学共通テストの成績での合否判定に切り替えたりする動きが出ている。

 慶応大は15日の文学部、16日の法学部の試験について、東北6県在住で、東北新幹線の運休により受けられない受験生を対象に、追試験を行うと発表した。文学部は15日まで、法学部は16日までが申請締め切りで、追試験は3月9日に行う。

 早稲田大は、東北6県在住者で15日以降に行う政治経済学部や教育学部など11学部の試験に来られない受験生について、共通テストの成績で合否判定を行うと発表。法政大も地震による交通機関の運転見合わせや自宅の被災などで、14、16日の試験を受けられない受験生は共通テストの成績で合否を判定する。

 中央大は、15日の経済学部と理工学部の各試験について、仙台市の会場の開始時間をそれぞれ60分と80分繰り下げて行った。(伊藤和行)

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