南阿蘇鉄道グッズにせっけん あか牛の脂でしっとり
後藤たづ子
南阿蘇鉄道(本社=熊本県高森町)が新しいお土産品として「南阿蘇鉄道あか牛せっけん」を開発した。南阿蘇地域で生産されたあか牛の牛脂を主成分に使用。形は高森町のシンボルとして親しまれている阿蘇五岳の一つ、根子岳をモチーフにしている。
熊本地震で被災した同鉄道は部分運行を続ける中、支援グッズ販売にも力を入れている。これまでは鉄道に関するグッズが中心で、購入者も男性が多かった。せっけんは、トロッコ列車などに乗車するファミリーや女性にも親しんでもらい、新たな層にアピールできる商品として企画した。
高森町にあるせっけん工房「Ladybug」とコラボして開発。しっとりした洗い上がりが特徴という。「感染症予防の手洗いでせっけんが注目されており、プレゼントやお土産にぜひどうぞ」と担当者。
3月から高森駅などで販売予定だが、同鉄道のオンラインショップで先行販売を始めた。送料込みで1個(100グラム)1200円(税込み)の特別価格で、同鉄道の「鉄カード」とポストカード付き。200個限定。問い合わせは同鉄道(0967・62・0058)。