北海道・音威子府の名物駅そば 店主が亡くなり閉店

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本田大次郎
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 全国にファンが多いJR北海道の音威子府駅(北海道音威子府村)の駅そば「常盤軒」の店主、西野守さんが7日、亡くなった。84歳だった。店も8日、閉店した。駅の乗降客数は1日50人弱だが、車で訪れる人も多く、1日200食近く出る日もあった。「こだわりの人だった」と、西野さんを知る人からは惜しむ声が聞かれた。

 村によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、店は昨年2月から臨時休業をしていた。西野さんは昨年秋に体調を崩し、入院していたという。遺族から村に、西野さんが今月7日に亡くなったことと、閉店の連絡があったという。

 常盤軒は、そばの実の甘皮ごとひいた黒いそば「音威子府そば」を使い、そばの風味を引き立てる昆布と煮干しを使っただし汁が特徴だった。鉄道ファンやそばファンに人気があり、休日には多くの人で駅舎はにぎわった。

 常盤軒は戦前から続く店で…

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