「秋田縄文号」デビューへ 内陸線
加賀谷直人
秋田内陸縦貫鉄道(本社・秋田県北秋田市)は13日から、縄文遺跡をイメージした新観光列車「秋田縄文号」の運行を始める。車内では世界文化遺産登録を目指す伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡(北秋田市)などで出土した土器や土偶、岩偶などをイラストで紹介している。
2000年に製造されたAN―2001号を改修した。定員は43人で、外観は土器をイメージして濃い茶色にし、下部に縄文風のラインをあしらった。イラストは仙北市在住の絵手紙作家鈴木一枝さんが担当。北秋田市と仙北市の計6遺跡の出土品を題材にした。
毎月第2土曜日の急行もりよし号として、角館(仙北市)―鷹巣(北秋田市)間を走り、昨年デビューした新・観光列車「笑EMI」と連結して運行する。一般乗客向けの運行に先立ち、11日午後2時から北秋田市の阿仁合駅ホームで関係者限定のお披露目会がある。