荒川河川敷のあの人たち、だれ? 総武線に旗振る人たち

有料記事

抜井規泰
[PR]

 東京都江戸川区の早朝の荒川河川敷で、通勤列車に「今日もがんばろうぜ!」の横断幕を掲げ、旗を振り続ける人たちがいる。新型コロナウイルスに立ち向かうみんなへ向けたメッセージだ。車窓から数秒しか見えないが、SNSには感謝の言葉が広がり始めている。

コロナ禍で誰かを励ましたい 始めた旗振り

 日の出前の午前6時半。JR総武線の新小岩―平井間の荒川河川敷に、千葉県船橋市の漫画教師、田中裕久さん(45)がやって来た。丸めた横断幕や旗などを広げた。ぽつぽつと仲間が集まり、談笑しながら準備が進む。「よし、がんばっていこう」「おおっ」

 1カ月ほど前、田中さんら3…

この記事は有料記事です。残り615文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
抜井規泰
さいたま総局
専門・関心分野
大相撲、江戸文化、東京防災、荒川防災、東京大空襲、魚河岸