棒高跳びのイベント開催へ 三豊の鉄道博物館、CFも
香川県三豊市豊中町にある私設の鉄道博物館、Kトレインワールドが3月、初めての「ストリート棒高跳び&体験会」を開催する。アジア大会で優勝した経歴を持つ館長の木川泰弘さん(64)が企画した。地元出身の元五輪選手らを招く準備を進めており、資金を募るクラウドファンディング(CF)も実施している。
木川さんは長く中学校の教員を務めている。JR予讃線・比地大駅が目の前にある私設の博物館は、木川さんが収集した国内外の鉄道部品や資料、模型などを公開、展示している。
そんな木川さんはアスリートでもあった。中学時代から棒高跳びを始め、1974年にテヘラン(イラン)で開かれた第7回アジア大会で優勝した。
館内には木川さんが獲得した金メダルや日本代表選手団の公式ユニホームも展示している。博物館の敷地内にあるミニ鉄道の踏切の遮断機には、競技で使われる棒を転用している。
棒高跳びの魅力も多くの人に伝えたいと、鉄道博物館での棒高跳びイベント開催を思いついた。
3月27日に開き、観音寺市出身でリオ五輪日本代表選手の荻田大樹選手(33)らを招く。手でこいでレールの上を進む乗り物、テトロで荻田選手に挑戦するコーナーや、荻田選手と地元の中高生による棒高跳びの実演などがある。
CFの返礼品選択者を対象にした、かけっこ教室や棒高跳び教室もある。CFはCAMPFIREのサイト(https://camp-fire.jp/projects/view/367287)を通し、30万円を目標に3月7日まで受け付けている。
木川さんは「コロナ禍で東京五輪が延期になり、スポーツをする機会も減っている。少しでも棒高跳びに触れてもらい、地元を元気にしたい」と話している。
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