SL冬の湿原号、運行スタート 感染予防策を講じ

高田誠
[PR]

 雪景色の北海道・釧路湿原を駆け抜けるJR北海道の「SL冬の湿原号」(釧路―標茶〈しべちゃ〉間)が今季の運行を始めた。

 初日23日の標茶行きの乗車率は5両280席の8割強で、ほぼ完売する例年に比べてさびしい幕開けとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で釧路駅での出発式は見送られた。

 2000年に運行を始めた臨時列車で冬の観光の目玉だが、今季は外国人や首都圏からの団体客は見込めない。客車のテーブルはアクリル板で仕切るなど感染の予防策を講じる。客車の石炭ストーブでスルメをあぶって食べられるなど例年通り楽しめるという。

 1日1往復(釧路午前11時5分発、午後3時42分着)、全席指定席(大人は片道2130円)。今後の運行は1月30、31日、2月5~14日、19~23日、27、28日。(高田誠)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら