年末年始のJR利用7割減 国内線旅客数は6割減

志村英司 窪小谷菜月
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 【宮城】年末年始の交通機関は新型コロナウイルスの影響もあり、利用客が激減した。

 JR東日本仙台支社が6日に発表した年末年始(12月25日~1月5日)の利用実績によると、東北新幹線の那須塩原―郡山間で前年比7割減の43万7千人だった。新型コロナの感染拡大に加えて大雪の影響もあり、統計のある1988年以来最低だった。

 塩釜神社(塩釜市)に近い塩釜駅や本塩釜駅、竹駒神社(岩沼市)に最寄りの岩沼駅の降車人員は、いずれも前年の半数程度にとどまった。初詣の人出も大幅に減ったとみられる。

 また、仙台国際空港会社(名取市)によると、期間中(12月25日~1月3日)の国内線の旅客数は前年比6割減の約4万5千人。国際線は運航がなかった。同社は、新型コロナの感染拡大や政府の観光支援策「Go To トラベル」が一時停止されたことを受け、帰省や旅行を控える動きが強まったとみている。

 高速道路の利用も減った。ネクスコ東日本東北支社によると、期間中(12月26日~1月3日)に東北6県で5キロ以上の渋滞は発生しなかった。東北自動車道の富谷ジャンクション―大和インターチェンジ間の1日平均交通量は2万3700台で、前年に比べて約4割減った。

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