警報器・遮断機ない「第4種踏切」の撤去作業 周南

高橋豪
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 山口県周南市のJR山陽線戸田駅近くの中塚第1踏切で10日未明、JR西日本山口支社が警報機と遮断機のない「第4種踏切」の廃止作業を報道陣に公開した。県内には事故のリスクが高い第4種踏切が中塚第1踏切を含めて150カ所あり、JR西管内では最多。JR西は第4種踏切を順次廃止する方向で、地元住民らと協議を続けている。

 この日はJR西と関連・協力会社の作業員ら15人が9日深夜から、3本の線路をまたぐ道路部分(長さ18・6メートル)や「踏切とまれ」の表示板を撤去した。昨年11月から地元と協議を重ね、警報機と遮断機がある「第1種踏切」まで約200メートル迂回(うかい)してもらうことで合意したという。

 JR西によると、中塚第1踏切で昨年7月に実施した通行量調査(午前7時~午後7時)では、踏切を渡った歩行者は11人。二輪車、軽車両が1台ずつだった。(高橋豪)

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