いすみ鉄道盛り上げへ大原高美術部が芸術家と壁画制作

稲田博一
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 千葉県いすみ市の県立大原高校美術部の生徒と、国内外で地元の人と共同して壁画を描いてきたアーティストのミヤザキケンスケさん(42)=千葉県流山市=が、壁画の共同制作を始めた。完成後は地元のいすみ鉄道大原駅に飾る。

 いすみ鉄道を盛り上げようと城西国際大学の中川晃助教(43)が考えた企画で、7日から始まった。中川さんがNHKに勤務していた15年ほど前からの知人であるミヤザキさんに協力を求めていた。ミヤザキさんは海外5カ国の他、国内約20カ所で壁画を共同制作している。

 7日は午前9時から、ミヤザキさんと大原高校の水上理帆教諭(27)、生徒約10人が話し合って描くテーマを決めた。縦1・8メートル、横3・6メートルの板に、イセエビなどの海産物や大原はだか祭り、いすみ鉄道の列車などをアクリル絵の具で描いていった。

 美術部部長の北奥花望(かの)さん(18)は、「みんなで協力して描くのは楽しい。ミヤザキさんが描き方を教えてくれるので描きやすかった」と話した。

 13~15日には、同県大多喜町の県立大多喜高校の美術部の生徒と共同で制作する。21日に大原駅の改札口前に設置する予定だ。(稲田博一)

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