「要対策土」問題、情報提供へパネル展 札幌市など

芳垣文子
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 札幌市の手稲山口地区が北海道新幹線のトンネル工事で発生する要対策土の受け入れ候補地となっている問題で、同市手稲区の星置地区センターで7日、住民への情報提供を目的としたパネル展示が始まった。市と鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が9日まで実施する。

 トンネルの掘削工法や土に含まれる重金属の基準、災害時のリスクなどについて25枚のパネルを展示。同地区は3カ所ある候補地の一つで、受け入れ適否を判断する事前調査に7月に着手しているが、他の2カ所は住民の反対で事前調査には入れていない。展示を見た女性(70)は「大丈夫だという説明しかなくてとても不安。本当は新幹線自体やめてほしいのですが」と話していた。

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