ALFA―X、最高時速382キロ 次世代新幹線が試走

一條優太
【動画】次世代新幹線の試験車両「ALFA―X」の走行試験=一條優太撮影
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 時速360キロの営業運転をめざす次世代新幹線の試験車両「ALFA―X(アルファエックス)」の走行試験が27日深夜、東北新幹線仙台―盛岡間であり、報道関係者が試乗した。

 この日は仙台駅を午後11時38分に出発。途中、国内の営業運転の最高時速である320キロを超え、一ノ関駅付近で最高時速は382キロに達した。揺れが少しあったが、乗り心地は現在営業している新幹線とあまり変わらないように感じた。

 アルファエックスは10両編成で、先頭車の「鼻」の長さは1号車が約16メートル、10号車が約22メートル。地震発生時に停止までの距離を空気抵抗を利用して短くする「空力抵抗板ユニット」が屋根上に搭載されている。

 走行試験は東北新幹線の区間で、週2回程度のペースで夜間を中心に行われている。試験での最高時速は400キロ程度。JR東日本北海道新幹線が札幌に延伸する30年度ごろに360キロ運転の営業車両の導入をめざしている。(一條優太)

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