北陸新幹線開業に向け敦賀駅西で社会実験

佐藤常敬
[PR]

 北陸新幹線の金沢―敦賀間開業に向け、JR敦賀駅西地区で24、25日、駅前の活用方法を探る社会実験があった。25日にはスカイランタンを夜空へ飛ばす催しもあり、両日で計約3千人の来場者でにぎわった。

 福井県敦賀市は2023年の新幹線開業を受け、駅西地区約4300平方メートルを、公園・広場を囲むホテルや飲食店、書店兼カフェ、知育施設などのにぎわい拠点に整備する。22年夏のオープンを目指す。

 実験は敦賀青年会議所(JC)を中心にした実行委員会が、拠点の活用策を市民と考える目的で実施。親子で遊べる芝生広場をはじめ、ケータリングカー約10台と椅子やテーブル、知育施設に関するパネルなどを整備案に添って配置し、拠点に望む機能などを来場者にアンケートした。

 ランタンは、新型コロナウイルスの感染収束とまちづくりの成功を願って敦賀JCが企画し、来場者と一緒に約300個を飛ばした。JCの岩井達也副理事長は「市民も県外の人も寄ってみようと思い、にぎやかになるよう、連携して新幹線のまちづくりに取り組みたい」と話した。(佐藤常敬)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら