夜の保守作業、過酷現場に密着 終電繰り上げで変わるか

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一條優太 増山祐史
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 日付が変わっても、都心部から帰宅の途に就く会社員や酔客らを長年運び続けてきた終電が変わる。JR東日本管内の在来線で、来年の春から終電の時刻を早める路線が21日、発表された。首都圏の多くの路線が対象となり、市民の生活や経済に広く影響しそうだ。

 JR東日本が21日、来春から終電を繰り上げる首都圏の在来線の路線名を発表した。終電繰り上げの理由の一つにJR東が挙げたのは、深夜から早朝に及ぶ保守作業の負担軽減だ。どんな現場なのか、記者が取材した。

 13日未明、JR東海道線横浜―戸塚間の線路上。暗闇には、作業車のライトの明かりだけが煌々(こうこう)と浮かんでいた。

 午前0時半ごろに下りの終電…

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