1000系車両「昭和30年代リバイバルカラー」が引退

田中正一
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 富士急行線の大月―河口湖間を運行し、28日で営業運転を終える「1000系1202号編成」の撮影会が17、18両日、山梨県富士河口湖町の河口湖駅構内であり、県内外から計約200人の鉄道ファンが集まった。

 富士急行線1000系は京王電鉄から譲り受け、1994年に運行が始まった。現在3編成の計6両が走っている。引退するのは青色と水色が基調の車体に、白い帯が入った「富士急行線昭和30年代リバイバルカラー」として親しまれた1202号編成の2両。老朽化が理由だ。

 撮影会には、「惜別」の文字が入ったヘッドマークをつけた1202号編成とともに、まだ走り続ける1000系の別の2編成も並んだ。

 母親の実家が富士河口湖町という横浜市の会社員男性(52)は子どもと一緒に訪れ、「母の実家に行くたびに乗っていました」と懐かしんだ。28日の運行ダイヤは近く、富士急行のホームページで発表される。(田中正一)

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