ヒロミさんリフォームの駅、掛け時計盗まれる 銚子電鉄

原田悠自
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 千葉県銚子市のローカル私鉄「銚子電気鉄道」の本銚子(もとちょうし)駅の駅舎内にあった掛け時計が盗まれたことがわかり、同社がツイッターなどで情報提供を呼びかけている。タレントのヒロミさん(55)がテレビ番組の企画でリフォームした駅舎で、2年前にも時計の盗難被害に遭っていた。

 同社によると、14日午後9時ごろ、駅舎内の壁に掛けていた時計がなくなっているのを利用客が見つけ、同社に連絡してわかった。

 時計は直径20センチほどの丸形で、茶色っぽいふち。無人駅のため駅員はおらず、防犯カメラなどもないため盗まれた正確な時期はわからないという。

 1923(大正12)年に開業した本銚子駅は、トタン屋根の一部がはがれ落ちるなど駅舎の老朽化が進んでいた。電車で通学する地元の小学生らが安心して楽しく利用できるようにと、ヒロミさんが2017年、テレビ番組の企画で駅舎をアンティーク調にリフォームし、駅舎内の掛け時計も新調した。

 ところが翌18年、時計が盗まれ、同社が情報提供を呼びかけたが見つからなかった。その後、鉄道愛好家から別の掛け時計を寄付してもらったが、今回その時計も盗まれた。

 同社は15日、県警銚子署に被害届を提出。担当者は「駅の利用者がとても困っている。早く返してほしいという思いでいっぱいだ」と話している。(原田悠自)

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